YOUCARE AIKO

施設長
メッセージ

message

「相河で過ごせてよかった」と
思っていただける介護を目指して。

高等看護学校を卒業し、看護の仕事を続ける中で、私が最初に「生活のケア」に触れたのは重度の障がいのあるお子さんの病棟で働いた時でした。それまで自分が従事してきた看護で求められたのは、医師の指示に迅速かつ正確に応え、できるだけ早く患者さんの病気や傷を「治す」こと。しかしその病棟におられた筋ジストロフィーなどを抱えるお子さんたちは、障がいや病とずっと付き合っていく上での日常のケアを必要としていました。看護師としての自分は、そこで初めて患者さんご本人にたくさんの時間を割いて向き合い、希望を聞き、支えるという仕事をしました。今思えば、それがのちに介護の世界へと進んだ自分の原体験かもしれません。


老いていくこと、心身の融通が利かなくなっていくこと。これらは避けようもなく訪れます。適切なケアがあることで、認知症や運動機能低下の進行を多少遅らせたり、回復させることはできたとしても、若い頃に戻れるわけではありません。であれば、老いの現象を受け入れながら、その人らしく、どれだけ穏やかな気持ちで充実した今日を過ごせるか。「怪我がないように」とただ制限をかけるのではなく、日常のご希望を一つずつ実現しながら、楽しく生きる術を見出す。私たちはいつだって、そのためのプロでありたいと思います。


ゆうけあ相河には、通所からグループホーム、特別養護老人ホームまで事業所が5つあります。ご利用者様の要介護度も、ニーズもそれぞれ異なります。この施設で働くことで、介護の世界の広さや多面性、奥深さを知り、介護に携わる人としてぐんと成長してもらえたら嬉しく思います。そしてまた、「人として人を支える」、介護に就く人の純粋な想いに、いつも真っ直ぐ応えられる施設でいられるよう、私たちも努力を続けてまいります。

ゆうけあ相河 施設長
田中和子

ゆうけあ相河の理念

家のぬくもり 家族のつながり
地域のつながりのある暮らし

「相河」の由来

ちょっと変わった施設の名前。「あいこ」とすぐに読めない人もいらっしゃるかもしれませんね。実は、施設のある一帯はかつて戦国時代の代官である相河氏の所領で、現在の西泉の南側エリアはその名をとって”相河”と呼ばれていたそうです。この施設をつくる時、「地域の皆さんにとってなじみのある名前にしたいなぁ」と考えを巡らせていたところ、地域の公民館の職員の方から「相河はどう?このあたりの人ならみんなわかるよ!」とご提案いただきました。冬の大雪の時でもあたたかい湧水のおかげで雪が積もらず、たくさんの人や野鳥が恵みを求めて集まってきたこの地域。その古い名にあやかり、「地域のお年寄りやご家族を支える福祉拠点として、大勢の人が集まってくれる施設になりますように」と「ゆうけあ相河」は誕生しました。今では「あかるく いっしょうけんめい こころをこめて」の頭文字としても親しまれています!